そもそも保険ってなに?
そもそも保険ってなに?
生命保険の歴史は、17世紀末のイギリスに始まりました。
高い地位にありながら財産の少ないセント・ポール寺院の牧師さんたちは、死後に残せるものが聖書と僧衣ぐらいしかなく、「もし自分が死んだら…」と思うと、残された家族の生活が心配でなりませんでした。そんな不安の中から思いついたのが、牧師仲間全員で毎月一定額のお金を積み立てていく〈香典前払い組合〉でした。
少ない金額でも大勢が継続して払い込めば大きな金額になり、遺族はまとまった額の香典を受け取れるので、その後の生活を心配しなくてすみます。これが、史上初の生命保険だといわれています。
このように保険は、みんなで助け合う「相互扶助」の考えで成り立っています。日常的に負担できる保険料で、日常的には難しい額の保障を得られることが、加入者にとって最大のメリットであり、保険本来の機能です。つまり保険は、万が一のときの安心を買うもの。保険を掛けることで暮らしの中の不安が減るだけでも、大きな価値があります。
保険は相互扶助(助け合い)で成り立っています。
保険は「万が一に備えるもの」「安心を買うもの」と考えましょう。